丸福種麹
麹菌を純粋培養するには、外部からの雑菌の持ち込みは厳禁です。当社では、クリーンルーム内に3つのエアーシャワーを設けており、作業に入る前には必ずエアーシャワーを通る設計になっております。
また、クリーンルーム内は高性能HEPAフィルターを使用し無菌化を図るとともに、衛生管理には細心の注意を払っています。
生産する菌種により原料を選択します。
(清酒用:玄米 味噌用:大麦 醤油用:小麦・ふすま)
原料に合った条件で、十分に吸水させます。
十分に水分を切ることで、蒸煮後のベタつきを防止します。
原料のデンプンのα化やタンパク質の熱変性により、麹菌の繁殖しやすい環境をつくります。また、加圧蒸煮により原料内の細菌を完全滅菌させます。
クリーンルーム内で植菌温度まで冷却します。
研究室でフラスコ培養した原菌を原料に接種します。
クリーンルームで約6日間培養します。
十分な胞子着生が見られたら、クリーンルームから取り出します。(培養終了)
送風装置により、胞子の水分を10%以下まで乾燥させます。乾燥させることで、品質を安定させ長期保存することが可能となります。
粉状製品の場合は、吸引装置により胞子のみを回収します。粒状製品は、塊を解砕し粒状に細かくします。
各ロットごとに胞子数測定、発芽率測定、水分測定、細菌検査を行います。
増量剤(αデンプン等)と胞子を混合し、用途に応じた菌配合を行います。
配合品の胞子数測定、発芽率測定、水分測定、細菌検査を行います。